実は風邪予防にならない「うがい」、何に効果があるの?
日常的にできる風邪の予防法といえば、手洗いうがいですね。ですが、そのうがいは実は風邪予防としては効果が薄いといわれていることをご存知でしょうか?子供のころから耳にタコができるほど言われた方も多いはず。風邪予防にならないうがいは、一体何に効果的なのでしょうか?うがいの効果や正しいやり方をご紹介いたします。


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うがいが風邪予防にならない理由

子供のころ、風邪予防のために手洗いうがい徹底しなさいと言われた方も多いと思います。そのおかげで大人になってからも、手洗いうがいが習慣になっている方は多いはず。

うがいが風邪予防に効果がないのはどうしてなのでしょうか。

うがいの歴史は古く、平安時代から行われていたという記述が残っているようですが、風邪予防目的でうがいをするのは、世界中でも日本人だけといわれています。

うがいが風邪予防にならない理由としては、風邪の原因ウイルスは鼻や口から侵入し、短時間で細胞内に取り込まれます。そのため、帰宅後にうがいをした時点ではすでにウイルスは細胞内に取り込まれ済みなので、うがいで吐き出すことはできないためです。

そのため、うがいは風邪の予防の効果は期待できないとされています。当然、冬に大流行するインフルエンザウイルスに対しても予防効果は期待できません。

実は風邪予防にならない「うがい」、何に効果があるの?

じゃあうがいは何に効果があるの?

風邪予防には効果の薄いうがいですが、他にどのような効果があるのでしょうか?

うがいにはほこりなどを洗い流したり、痰を除去したり、口臭予防、口内の細菌を除去したり、喉に潤いを与えて粘膜の働きが弱まることを防ぐという効果があります。うがい薬を使うことで、喉を消毒する効果も付加されます。

ほこりっぽいところで作業していたり、風邪で痰が絡むとき、口臭が気になるときやその予防にうがいは最適です。

すでに細胞に取り込まれたウイルスをうがいで除去することはできませんが、喉を消毒したり、粘膜の働きが弱まることを防ぐことはできるので、ウイルスが入り込む前であれば風邪予防に有効だと言えます。

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正しいうがいのやり方

子供のころから手洗いと一緒に行ってきたうがいですが、意外と正しい方法でできている方は少ないようです。せっかくうがいをしてもやり方が間違っていては効果はありません。ぜひ正しいうがいのやり方を覚えて実践しましょう。

うがいにはいくつかのやり方があります。当然やり方によってその効果も違います。

1つ目が口うがいです。歯磨きをした後に口をゆすぐのと同じで、口の中に水をためてクチュクチュとゆすぎます。口内にある細菌や、食べかす、虫歯の原因菌などを洗い流すことができるので、口臭予防や虫歯予防につながります。

やり方は最初に手を洗い、口の中に水を含み頬を膨らませたりすぼめたりしながら、クチュクチュと口内をゆすぎます。口内がスッキリしたと感じる回数行いましょう。

2つ目は喉うがいです。喉うがいは一般的な喉の奥をガラガラするうがいです。喉の奥を洗うことができるので、喉に潤いを与え粘膜の働きが弱るのを防ぐ効果があります。

やり方は口の中に水を含み、喉の奥が震えるよう「あー」と声を出しながらうがいをします。3回以上繰り返してください。

3つ目は鼻うがいです。鼻うがいは聞きなれない方も多いと思いますが、最近取り入れている方も多いやり方です。鼻うがいでは鼻の奥と喉との境界部分を洗うことができるので、入り込んだ花粉や鼻が詰まっているときの膿みを出すことができます。

鼻うがいは痛いイメージが強いですが、水に塩を少し混ぜることで痛みが抑えられます。片方の鼻を押さえてもう片方の鼻から水を吸い込みます。そして勢いよく水を鼻から出しましょう。

実は風邪予防にならない「うがい」、何に効果があるの?

お茶うがいは有効?

うがいはうがい薬を使うと効果が高いようなイメージがあります。うがい薬には殺菌、炎症ケアなどの効果があります。喉に炎症などがある場合、うがい薬を使うと有効ですが、健康な状態でうがい薬を常用することはおすすめできません。逆に粘膜を傷める可能性があるからです。

うがい薬の代わりにするならお茶がおすすめです。

お茶には殺菌作用があるカテキンが含まれています。紅茶に含まれるテアフラビンには、インフルエンザウイルスにも効果があるとされています。カテキンやテアフラビンが含まれているお茶でうがいをしましょう。

実は風邪予防にならない「うがい」、何に効果があるの?

うがいをするときの注意点

うがいはする前に必ず手を洗ってから行いましょう。特に帰宅時には手にはいろいろな菌やウイルスが付着しています。そのままでうがいをすると、自ら風邪などの原因菌を取り込んでしまうことに。

また水をたくさん口に含んでしまうと、きちんとうがいができなかったり、途中でむせてしまいますから、水の量には気をつけましょう。うがいをした水は細菌や食べかすなどいろいろなものが含まれていますから、決して飲み込まずに吐き出してください。

うがいには口内を清潔にしたり、喉の粘膜の働きが弱ることを予防するなどさまざまな効果があります。風邪予防に効果が期待できないからといってやめてしまわずに、そのまま習慣で続けていきましょう。