風邪の時に飲みたい「葛湯」のすごい効果とおいしい作り方
体を温めることから、風邪予防や風邪の引き始めに葛湯を飲むと効果があるとされています。和菓子にも使われ、古くから日本ではおなじみの葛湯ですが、体を温めるほかにも様々な効能があります。そこで今回は、葛湯の効果や、おいしい葛湯の作り方について、詳しくご紹介します。

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葛湯とは?

葛湯は葛粉から作られた飲み物のことをいいます。葛粉の元となる葛は、秋の七草としても知られるマメ科の植物で、この根の部分からデンプン部分を取り出し葛粉ができます。

混じりけのない葛粉は大変高価で、本葛と呼ばれます。一般的に葛粉と呼ばれるものは、じゃがいもやサツマイモのデンプン、またトウモロコシのデンプンであるコーンスターチなどが混ざったものです。

ものを冷めにくくする、また冷えると固まるという性質があり、古くから日本では料理にとろみをつけるため、また和菓子や洋菓子にもよく使用されています。さらに葛粉には薬効があることから、葛湯という飲み物の形で、風邪を引いた時や胃腸が不調の時に改善する薬として飲まれ続けてきた歴史があります。

風邪の時に飲みたい「葛湯」のすごい効果とおいしい作り方

葛湯の効果

風邪薬である葛根湯にも、葛が使われています。この原料となる葛の根には、発汗や鎮痛の作用のほか、胃腸の調子を整える効果があります。さらにこの葛にお湯を注ぐことで、とろみのある飲み物になり、これが葛湯として広く飲まれているものです。
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葛湯には、以下のような効能があります。

血行改善の効果

葛には血行を促進する効果があり、さらに葛湯にしてとろみを付けることで、体が温まります。葛湯はとろみが付くことで冷めにくくなるため、最後まで温かい状態で飲むことができ、体をしっかり温めて維持してくれるのです。

整腸効果

葛湯に含まれている炭水化物と糖分の働きで、腸内改善に効果があります。便秘の解消のほか、老廃物がデトックスされるため、新陳代謝が良くなるだけでなく、血行改善にもつながります。

食べ過ぎを防ぐ

葛湯のとろみの効果により、腹持ちが良くなり、食事の前に飲むと満腹感が得られるので、食べ過ぎを防ぐことができます。

リラックス効果

葛湯は体を温めてくれるため、リラックス効果もあります。冷めないためゆっくり飲むことで、自律神経を落ち着かせてくれます。

さらに葛湯には二日酔いの予防、二日酔いの改善効果もあります。葛にはアルコールを分解する働きがあり、事前に飲んでおくことで肝臓の働きをサポートしてくれるのです。

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おいしい葛湯の作り方

葛湯の1杯分の分量は、葛粉10gに熱湯100gが適量です。甘みを付けるため、砂糖やはちみつを適量加えます。葛粉は100%の本葛粉を使いましょう。

1.マグカップに葛粉を入れます。
2.ぬるま湯を入れ、しっかり混ぜます。
3.熱湯を入れ、すぐにかき混ぜます。
4.砂糖やはちみつで甘みを調節します。

しっかり沸かした熱湯を使わないと、とろみが付かないので注意しましょう。

葛湯だけだと甘みはあるものの、毎日飲むと味に飽きてしまうこともあります。葛湯に入れるものによって、色々な味のアレンジが楽しめます。

こちらの動画では、電子レンジで作る葛湯が紹介されています。

葛湯に混ぜるアレンジで使えるもの

・抹茶の粉末
・小豆の粉末
・柚の粉末
・きなこ
・生姜
熱湯を注ぐ際に、適量を入れて混ぜ合わせます。

葛湯を割るアレンジに使えるもの

・豆乳
・甘酒
・抹茶
葛湯を作った後に、自分の好みの量で割って飲みます。温めて割ると葛湯が冷めません。

風邪の時に飲みたい「葛湯」のすごい効果とおいしい作り方

葛湯を飲む時には注意が必要?

体を温めてくれるだけでなく、新陳代謝を活発化し、健康にもダイエットにも心強い味方となる葛湯ですが、飲む際には注意も必要です。

飲み過ぎると太る

葛湯は炭水化物なので、そればかりを飲んでいると肥満の原因になります。さらに甘みをつけるために砂糖を使うことも、入れすぎると太る原因になります。食事代わりに何度も飲んでいると、逆効果になってしまいます。葛湯1杯のカロリーは40kcal程度ですが、1日に1,2杯が適量です。

市販品のものはカロリーに注意

健康にも良いとして、注目されている葛湯ですが、市販品では様々なフレーバーの葛湯がたくさん販売されています。お湯を注ぐだけですぐに葛湯を飲むことができるため、手軽で人気がありますが、こちらも自分で葛粉を買って作るより高カロリーです。購入して飲む時には、カロリーにも注意しましょう。

風邪予防にはタイミングがある

葛湯には体の抵抗力を強め、風邪予防にも効果がありますが、風邪を引いてしまってから飲んでも、あまり効果がありません。熱が上がる前、寒気を感じた時に飲むことで、体を回復させることができます。ただし葛湯だけでなく普段の食事もきちんと食べましょう。

葛湯は本葛を選ぶ

葛だけの本葛は高価であることから、じゃがいもやサツマイモのデンプンを混ぜたものや、コーンスターチを混ぜたものなどが広く販売されています。見た目にはほぼ本葛と変わりがないのですが、芋類は体を冷やす効能があるため、葛湯の効果が十分に発揮されないことがあります。

片栗粉では代わりにならない

葛湯は高価なので、同じようにとろみが付く片栗粉を使い、離乳食などを作るレシピなども紹介されていますが、片栗粉と葛粉はそもそも成分が違うため、見た目は似ていてもその効能までは代わりになりません。とろみをつけることで、料理を冷めにくくする、食べやすくするといったメリットは同じですが、健康や美容のために飲むなら、本葛を選びましょう。

子供から大人まで、おいしく飲むことができる葛湯。風邪予防のためにも毎日飲む習慣をつけましょう。