「むずむず脚症候群」の原因と、症状を軽減する対処法5つ
脚に違和感があり、睡眠不足だったり、仕事や勉強に集中できなかったりして悩んでいませんか。

脚に出る強い違和感のせいで日常生活が難しくなっている場合は「むずむず脚症候群」の可能性があります。

今回はむずむず脚症候群の原因や症状、緩和法などについてご説明いたします。

脚の違和感に悩んでいる人は確認してみてください。

「むずむず脚症候群」とはその名の通り、脚に違和感を覚える病気のことです。レストレスレッグス症候群とも呼ばれており、脚に耐えられないほどの不快感が出ることが特徴です。


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原因と症状・特徴

むずむず脚症候群の原因や症状、特徴について見ていきましょう。

むずむず脚症候群の原因

むずむず脚症候群の明確な原因は現在のところ、明らかにされてはいません。しかし、ドーパミンの問題や遺伝などが関係すると考えられています。

ドーパミンの問題

ドーパミンは脳にある神経伝達物質の一つで、体中の神経から脳に情報を伝える役割を担っています。

このドーパミンの働きに何らかの問題が起こると、普通は気にならない小さな刺激が大きな刺激として脳に伝えられ、脚に強い違和感や不快感が出ると考えられています。

鉄分不足

鉄分はドーパミンを作るために大切な材料です。鉄分が不足するとドーパミンを十分に生成できず、機能に問題が出てむずむず脚症候群になる可能性があります。

遺伝

むずむず脚症候群には遺伝も関係していると考えられています。

実際、お父さんかお母さんがむずむず脚症候群である場合、約80%の子供がむずむず脚症候群になるという研究結果も出ています。

二次性のむずむず脚症候群

具体的な原因がわからないむずむず脚症候群がある一方で、病気など具体的な原因によって引き起こされる二次性のむずむず脚症候群もあります。

むずむず脚症候群につながる病気として挙げられるのはパーキンソン病や関節リウマチなど。また、妊娠や抗うつ薬、抗ヒスタミン薬などの影響でむずむず脚症候群が引き起こされることもあります。

症状・特徴

脚に強い違和感や不快感が現れ、落ち着いていられなくなる病気です。具体的な症状を確認してみましょう。

脚の違和感・不快感

むずむず脚症候群の代表的な症状が脚の違和感や不快感です。

どのような違和感や不快感が出るかは人によって異なりますが、次のような感覚が気になるときはむずむず脚症候群を疑いましょう。

脚の違和感の例

・脚に虫がはっているような感覚
・脚がかゆい
・脚がピリピリと痛む
・脚が熱くなる、ほてる

このような違和感はふくらはぎや太もも、足首など脚全体に見られます。脚に症状が現れることが一般的ですが、場合によってはおなかやお尻など体の他の場所に違和感が現れることもあります。

落ち着いていられない

脚の違和感や不快感が原因で落ち着いていられないこともむずむず脚症候群の特徴です。

違和感が強い場合は仕事中や美容院に行っているときなどその場でじっとしていなければならないときでも落ち着いていられず、日常生活に支障をきたすこともあります。

安静にしているときに症状が出る

むずむず脚症候群は安静にしているときに症状が強くなることが特徴です。

椅子に座ってリラックスしているときや就寝前ベッドに入った時など体が落ち着いているときに症状が強くなったらむずむず脚症候群を疑いましょう。

夜に症状が悪化する

むずむず脚症候群による足の違和感は夕方から夜にかけて、症状が悪化します。

朝は脚に違和感が出ず、時間が経つにつれて徐々に症状が強くなってきたらむずむず脚症候群である可能性が高いです。

運動すると違和感が軽減する

安静時に症状が強くなるのとは逆に、運動をしたり、脚を動かしたりするとむずむず脚症候群の症状は治まります。

個人差はありますが、症状が強いときに歩き回ったり、脚を叩いたりすると不快感が消えることもあります。

「むずむず脚症候群」の原因と、症状を軽減する対処法5つ

症状を軽減する対処法

むずむず脚症候群の症状が出ていれば、ぐっすりと眠れなかったり仕事に集中できなかったりと辛いことが多いです。脚の不快感に悩んでいる人は次の方法で症状の緩和を目指しましょう。

鉄不足に気をつける

鉄分が不足するとドーパミンの生成に悪影響が与えられてむずむず脚症候群が悪化する可能性があるので、脚の違和感に悩んでいる人は鉄分不足に注意しましょう。

意識的に豚肉や鶏肉のレバー、あさりなどの貝類、ほうれん草や小松菜など鉄分が含まれている食材を食べるようにすると鉄分不足を予防できます。

カフェインやアルコールを取らない

カフェイン、アルコール、タバコなど刺激が強いものはむずむず脚症候群の症状を悪化させると考えられています。むずむず脚症候群に悩んでいる人はこれらを取らないように注意し、症状を予防しましょう。

特にカフェインは睡眠を妨げる作用があるので、夜はコーヒーや紅茶を我慢してください。

適度な運動をする

むずむず脚症候群は安静にしているときに症状が現れます。また、症状がないお昼に運動をしなければ、夜に強い違和感が出ることもあります。

むずむず脚症候群になったら、日ごろから適度な運動を心がけ、強い違和感を予防しましょう。

ハードな運動をすると症状が重くなる可能性があるので、ウォーキング程度の軽い運動をするのがおすすめです。

ぐっすりと寝られる環境を整える

睡眠不足はむずむず脚症候群を悪化させる可能性があります。

症状がひどいときは寝るのが難しいと感じるかもしれませんが、できるかぎりぐっすりと寝られる環境を整えましょう。

体に合った寝具を使ったり、エアコンや加湿器で部屋の環境を整えたりすると安眠しやすくなります。

熱中できることを見つける

その場に座っている必要があるときなどは、テレビや本、ゲームなど熱中できるものを見つけましょう。他のことで気を紛らわせているとむずむず脚症候群の症状が出にくいです。

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症状を軽減して快適に過ごそう

むずむず脚症候群になると、症状に気を取られて他のことが楽しくないと感じたり、脚を傷つけたいと思ったりすることもあります。

病気のせいで不快感があるなら、生活習慣などを改善して少しずつ症状を改善していきましょう。

どうしても辛いときは睡眠専門外来などに相談してくださいね。