首こりが起こる原因と、辛さを解消するマッサージのやり方
仕事に集中していて、気がつくと首がこって辛いという経験をしたことはありませんか。首がなったり、首を回そうとすると痛みが走るといった状態は、首が緊張した状態で、放置しておくと肩や足にまでこりが広がっていってしまいます。この首こりが起きる原因と、その辛い症状を軽減するためにおすすめのマッサージ方法について、詳しくご紹介します。


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首の骨の仕組み

人間の頭の重さは、体重の約10%前後あり、成人の場合は約5kgほどあるとされています。この頭を支えるのが、脊柱という首から腰にかけてある骨で、首もこの脊柱によって支えられています。通常この脊柱は、横から見るとS字のカーブになっていて、これによって頭の重さを分散させています。

さらに首には頭を動かしたり、腕を動かしたりするための筋肉があり、細かな動きのために交差しています。頭を支えながら体のあちこちを動かすために、首の筋肉には大きく負担がかかっているのです。

首のこりは、そういった筋肉の疲労や脊柱のゆがみなど、様々な原因によって引き起こされます。また筋肉はつながっているため、首の筋肉の疲労が他の筋肉の疲労を引き起こす原因にもなってしまうのです。

首こりが起こる原因と、辛さを解消するマッサージのやり方

首こりの原因は?

首こりが起きる原因としては、以下の3つのことが考えられます。

筋肉の緊張によるもの

長時間同じ姿勢のままでいると、使われる筋肉が長時間緊張状態に置かれることになるため、酸素が不足して乳酸がたまっていきます。そのため筋肉が固くなり、いざ動かそうとすると動かせなくなってしまいます。

血行不良によるもの

筋肉が固くなると、血液が届かず、酸素不足と栄養不足を引き起こします。そのためさらに筋肉が固くなり、乳酸が押し出されないままになります。さらに寒さなどで、血液の循環がスムーズに行かないこともあります。

神経の圧迫によるもの

固くなった筋肉が末梢神経を圧迫すると、痛みを感じるため、痛みを抑えようと筋肉がさらに固くなり、血行が悪くなる悪循環につながります。

さらにスマホなどの画面を見るときに、頭を前に傾けると、首に負荷がかかります。傾ける角度が深くなるほど首の負担は増え、常に筋肉が緊張した状態になり、これが首こりにつながっていくのです。

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原因別首こりの解消法

首のこりの原因には、様々な原因が組み合わさって起きていることもあります。毎日のちょっとした生活習慣から首こりが起きていることもありますので、以下の原因がないかどうかを見直してみましょう。

病気が原因によるもの

お酒の飲み過ぎやドカ食いなど、内臓に負担をかけるような生活をしていないでしょうか。腎臓や肝臓、胃腸などに病気があると、首こりが起きます。また左側だけに首のこりがある場合は、心臓病の可能性もあるため、病院で一度検査を受けましょう。

また首の関節やあごの関節がずれることでも、筋肉が緊張し、こりを発生させます。姿勢が悪い人や、あごに痛みを感じる人などは整形外科や歯科の受診をするようにしましょう。

ストレートネックによるもの

スマホやパソコンの画面を長時間見続けていると、首の筋肉が緊張してしまい、首の骨がまっすぐに肩より前に伸びるストレートネックになってしまうことがあります。スマホを目の高さに上げて見るようにする、またストレッチを小まめにするといったことを心掛けましょう。

目の疲労によるもの

スマホやパソコンの画面を長時間見ることや、目に負担がかかる細かい作業、またコンタクトレンズの着用も目の疲労につながります。目に負担がかかるブルーライトをカットするフィルムを使うことや、パソコンの画面を暗くすることも負担の軽減になります。

運動不足によるもの

首の筋力が低下すると、短時間の筋肉の緊張でも首こりが起きるようになります。さらに筋力がないと血行不良につながり、老廃物がスムーズに流れなくなるので、疲労がたまり首がこってしまいます。小まめにストレッチを取り入れるほか、普段の生活から体を動かすようにしましょう。

冷え性によるもの

女性は男性に比べて筋肉量が少ないため、血行が悪くなって冷えを招くことが少なくありません。そのため老廃物がスムーズに流れず、首こりが起こります。冷えは冬だけではなく、空調の効いた室内に長時間いることでも起きますので、重ね着をするなどして冷え対策をしっかりするようにしましょう。

首のこりを放置していると、めまいや吐き気、頭痛といった症状が起き、首だけでなく肩こりや腰痛にもつながってしまいます。これらの症状を改善するためにも、普段から首のこりをほぐすことが必要です。

首こりが起こる原因と、辛さを解消するマッサージのやり方

首こりを解消するマッサージのやり方

胸鎖乳突筋のマッサージ

前を向いた状態で、横を向くと首に出るのが胸鎖乳突筋です。親指を筋肉の内側にそってあて、押しながらゆっくりと首の付け根の方に向かってマッサージしていきましょう。

首のリンパマッサージ

耳の下から肩先、また耳の下から鎖骨に向かって、撫でるようにリンパをマッサージしていきます。強い力は必要ありません。左右で各1分ずつ行います。

横になってできるマッサージ

仰向けに横になり、首のこりを感じる部分に拳をあてます。首を傾けてマッサージを行いましょう。拳の代わりにテニスボールを首の下に入れ、転がすようにしてマッサージする方法もあります。

また頭の後ろで両手を組み、頭をゆっくり下げ、また戻すといった動作を繰り返すストレッチも効果的です。首にこりを感じたら、意識して首を動かすようにしてくださいね。