【目の前が真っ暗】立ちくらみが起こる原因と6つの予防法
学生時代に朝礼などで倒れてしまう生徒がいたりしませんでしたか?あの症状も立ちくらみの一種です。最近では女性だけでなく男性も立ちくらみが起きてしまうケースも少なくありません。立ちくらみは女性にしか起きない症状と思ってはいけません。立ちくらみについて詳しくご紹介します。


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そもそも「立ちくらみ」とは?

人間の体の中には血液が流れており、血流が悪くなると様々な症状があらわれます。体の末端に血液が流れにくい症状は「冷え性」という症状で現れますし、血流が悪くなると顔色も悪くなります。

体の向きや体勢が変わると一時的に血流の流れも変わります。例えば寝ているときは足の先から頭の先までほぼ平らに血液は流れます。しかし起き上がるとどうでしょうか。重力という重さが加わることで体内の血液は足の方に向かうでしょう。そうすると体の頭部に一時的に血液が不足してしまいます。脳は体の機能を司る大事な部分です。その脳に血液が不足すると機能不全になり一時的に目が回ったり、ふらついたり、時には意識がなくなったりします。

この一時的なふらつき、失神、目が回るという症状を一般的に「立ちくらみ」といわれています。

【目の前が真っ暗】立ちくらみが起こる原因と6つの予防法

少し似ている「めまい」と「立ちくらみ」

体がいつもと違う状態であると認識できるめまいと立ちくらみですが、似たような症状ですので混同されがちです。お互いの症状の違いについてご説明します。

1.めまいの主な症状
2.立ちくらみの主な症状

という順番でご紹介していきます。

めまいの主な症状

めまいと呼ばれるものの多くは見ている景色が回転して見えてしまい嘔吐したり耳鳴りしたりすることが多いです。まためまいを起こす前に風邪などウイルス性の病気にかかっている方も多く、鼻水が耳に回り中耳炎などの炎症が起こり三半規管が異常をきたしめまいを起こすことも知られています。

1.体がふわふわする
2.頭がくらくらする
3.体が揺れるような感じでふらつく
4.乗り物酔いしたような感じがする

このような症状もめまいの主な症状です。また、ぐるぐると周りが回転して見える、嘔吐がある、耳鳴りがするなどの症状があれば「めまい」に該当する症状ということになります。また、めまいの怖いところは大きな病気が隠れているケースも多いのです。特に、脳の疾患などがあげられますのでめまいを感じたら病院へ受診することをお勧めします。

立ちくらみの主な症状

立ちくらみは一時的に血液循環が悪くなる状態です。

1.目の前が暗くなる、目の前が白くなるような感じ
2.クラっとして倒れそうになる感じ
3.気が遠のくような感じ

気を失いそうになる感じを「立ちくらみ」と呼んでいます。嘔吐や耳鳴りなどが伴わないケースが多いのが特徴です。

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立ちくらみが起こる原因

立ちくらみが起こる原因について詳しくご紹介します。

1.低血圧
2.自律神経の異常
3.熱中症
4.貧血

などが挙げられます。中でも低血圧については遺伝性が強いものから一過性のものまでありますのでそのあたりも詳しくご紹介していきます。

低血圧

低血圧とは血流の勢いが低めの事で、血圧値が上が100下が60よりも低いことを指します。低血圧になると寝起きが悪くなる、倦怠感、頭痛などの症状も一緒にあらわれることもありそのような症状を低血圧症と呼んでいます。遺伝的な要素も強くあります。

もう一つの低血圧の症状として、立ち上がると立ちくらみが起きるなどの症状の場合は起立性低血圧と呼ばれていて一過性のものを指しています。身体的に健康な状態の人でもなり得る立ちくらみです。一気に血流が足や手などの末端に流れていき一時的に脳への血流が少なくなる時に起きる症状です。

もう一つは常用服用している薬の副作用で立ちくらみが起きている場合です。立ちくらみが起き始めた頃と薬の服用時期が重なっているようであれば副作用かも知れません。医師や薬剤師に相談しましょう。

自律神経の異常

自律神経は内臓の機能、体温調整など私たちの意識とは関係なく働いている神経の司令塔といっていいでしょう。交感神経と副交感神経を束ねていて、集中力を発揮するべき時や注意深く行動する際などには交感神経を活発にさせ、日々の疲れから体や脳を休ませるための状態を作るのが副交感神経です。

自律神経が正常に働いているからこそ仕事や趣味などに精を出せるのです。しかし、現代社会は交感神経を多く使うライフスタイルになっており体や脳が疲れた状態です。自律神経も何とか補うよう頑張っているのですが追いつかず、ついには自律神経が仕事をしなくなってしまうのです。その状態では血流量も調節ができない状態になります。

自律神経がうまく働かなくなると、脳に血液をうまく流せなくなり一時的に気を失いそうになる立ちくらみが起きるのです。

熱中症

夏の暑い時期に起きることが多いのが特徴です。日光や気温で体温が高くなると体に防衛反応が起きます。自律神経が血管を拡張させて体内の熱を外に逃がそうとします。末端の血管まで拡張させるので体の隅々まで血液が流れて一時的に脳に血液が不足します。そうすると気を失いそうになったり、失神することもあるのです。
この場合は体内の水分が汗としてかなりの量出てしまっているので脱水症状も伴っている状態です。

貧血

貧血には2種類あり、血液中のヘモグロビン値が低いことを貧血と呼び、一時的に脳へ血液が行き渡らないことを脳貧血と呼んでいます。貧血の場合は全身の倦怠感、頭痛、動悸、息切れ、めまいなどの症状があらわれます。

脳貧血ではふらついたり、視野が狭くなる、頭痛といった症状が起きます。どちらも立ちくらみに似た症状があり、唯一見極めるとしたら立ちくらみが起きる前から動悸や息切れなどがないかがポイントといえるでしょう。

【目の前が真っ暗】立ちくらみが起こる原因と6つの予防法

立ちくらみの予防法

一過性の立ちくらみは危険な症状ではないですが、失神して倒れるとケガになりやすく、場所によっては大事故につながることもあるので見過ごせない症状でもあります。立ちくらみを起こさないような予防法をご紹介します。

1.質の良い睡眠
2.朝日光を浴びる
3.入浴は寝る前の2時間前ぐらいがベスト
4.運動を習慣化
5.食事は決まった時間に摂る
6.着圧があるインナーを着用する

立ちくらみで一番多いのはやはり自律神経の乱れからくるものといえます。自律神経を整えておけば立ちくらみの症状は起きにくいといえます。

質の良い睡眠

質の良い睡眠は脳や体をしっかりと休ませる事が出来ます。睡眠中は光を浴びない、静かな所で睡眠をとりましょう。よく小さな電気をつけて寝ている方がいますが、人間の皮膚に光が当たっていると体は覚醒してしまうので良い睡眠が得られません。真っ暗が理想的ですが、電気がないと寝付けない方はタイマーなどにして寝ている間に電気が切れるようにしておくといいでしょう。

朝日光を浴びる

どんなに眠くても朝が来たらしっかりと日光を浴びましょう。外に出る必要はありません。カーテンを開けて体や目から日光の光を浴びると脳と体が覚醒します。副交感神経から交感神経にスムーズに移行します。交感神経は起きて14時間経つと自然と副交感神経に変わり始めるので朝にしっかり交感神経に切り替えることが重要なのです。

入浴は寝る前の2時間くらいがベスト

入浴はシャワー派という方も副交感神経の事を考えた場合はぜひ湯船に浸かることをお勧めします。スムーズに眠れるのは体温がゆっくりと下がることが重要で、入浴でしっかりと体の芯まで温まれば、お風呂から上がった後自然にゆっくりと体温が下がり眠たくなるはずです。ストンと眠りに落ちることができます。

運動を習慣化

血流を常によくしておくことも重要です。自律神経の働きを助けることにつながります。

食事は決まった時間に摂る

食事の時間を一定に決めることで体内時計が整います。乱れた食生活では体内時計が狂いやすく結果自律神経をも乱れさせてしまうのです。

着圧があるインナーを着用する

長時間立ち仕事をする場合は着圧靴下などを履き締め付けることで、血流量を抑え血圧が下がりすぎるのを防ぎます。腹巻などもあるので立ちくらみが多い方は検討してみるのもいいでしょう。しかし、寝るときにはゆったりとしたインナーを着用してください。寝るときに着圧があるインナーなどを身に着けると質のいい睡眠がとれません。

【目の前が真っ暗】立ちくらみが起こる原因と6つの予防法

立ちくらみを感じたら

もし立ちくらみを感じたときはその場にしゃがみ太ももを抱える姿勢をとるようにしてください。電車のホームや横断歩道を待っているときに倒れてしまうと事故になったり大けがになる危険もあります。症状が軽い場合であれば足踏みして血圧を下げすぎない様にしましょう。