厚生労働省が作成したメッツとエクササイズとは

厚生労働省が作成した

「メッツ」と「エクササイズ」

というものをご存知ですか?

今回はこの「メッツ」と「エクササイズ」

についてお伝えしたいと思います。

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メッツとエクササイズとは

厚生労働省が作成した
「健康つくりの運動指針2006
エクササイズガイド2006」では、

メタボリックシンドロームをはじめ、
生活習慣病発症を予防する為の

身体活動量・運動量・体力の
基準値を発表しました。

【 1.メッツ(METs)とは 】

身体活動の強度を表す単位です。

運動によるエネルギー消費量が
安静にしているときの
何倍になるかを示すものです。

例えば・・・

1メッツで
座って安静にしている状態、

3メッツで
通常歩行になります。

メッツの数値が大きくなるほど、
運動強度も高くなります。

【 2.エクササイズ(EX)とは 】

身体活動の量を表す単位です。

エクササイズの算出方法は、

身体活動の強度(METs)
×
身体活動の実施時間(時)

になります。

例えば・・・

3メッツの通常歩行を1時間行うなら
3メッツ×1時間=3エクササイズ、

4メッツの庭掃除を30分行うなら
4メッツ×0.5時間=2エクササイズ

となります。

運動強度の高い動作ほど、
短い時間で1エクササイズになります。

よりエクササイズが大きくなるほど、
運動量が多い状態と言えます。

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【 3.目標運動量について 】

3メッツ以上の強度のある
身体活動・運動を1日60分

1週間に23EX(エクササイズ)以上
行うことです。

この新指標のメッツ(METs)と
エクササイズ(EX)は、

目標運動量を設定しやすく、
身体活動も普段の生活の中で

出来るものが多いので、
誰でも取り入れやすい方法なのです。

エネルギー消費量として
カロリーという単位をよく使います。

ですがこのカロリーは
同じ運動をしても、

個人の体重や年齢などによって
消費カロリーが違ってきます。

生活習慣病予防の為に
必要な身体活動量を、

個人の体重に関係なく示すために、
厚生労働省は運動指針の中で

メッツとエクササイズ
という単位を用いているのです。

参考サイト

1週間で23エクササイズ

厚生労働省は、
健康のための活動量として、

1週間で23エクササイズの運動量を
推奨しています。

そのうち4エクササイズ以上は、
活発な運動を行うことが目標です。

活発な運動とは3メッツ以上の
身体活動のことです。

【 エクササイズ相当の活発な身体活動 】

厚生労働省が作成したメッツとエクササイズとは

★3メッツ

軽い筋トレ(20分間)
バレーボール(20分間)
歩行(20分間)

★4メッツ
速歩(15分間)
ゴルフ(15分間)
子供と遊ぶ(15分間)
自転車(15分間)

★5メッツ
軽いジョギング(10分間)
エアロビ(10分間)
階段昇降(10分間)

★6メッツ
ランニング(7~8分間)
重い荷物を運ぶ(7~8分間)
水泳(7~8分間)などです。

これらを1週間で23エクササイズを
組み合わせて運動すると
メタボ対策には良いようです。

参考動画