【頭から放電】髪が静電気で広がる3つの原因と抑える対策法

秋冬の乾燥する季節になると起こってしまう静電気。ドアなどを開けようとしたときなど何かに触ろうとしたときにバチっとくるのでびっくりしますね。そんな静電気は髪もモワーッと広げてしまいます。せっかくスタイリングしたのにモワーッと広がると悲しくなりますね。本格的な静電気の季節が来る前に知っておきたい、頭皮や髪への影響や対策法をご紹介します。

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なぜ秋冬は静電気が起こりやすいのか

秋冬になると物に触れた瞬間にバチッと痛みを感じることが増えますね。
いわゆる「静電気が来た」といわれるものです。

静電気が秋冬に起こるのは、空気中の湿度が関係しています。

静電気は水分を通じ空気中に放電される性質があるので、夏など湿度が高い季節は静電気を感じたりしませんね。
ところが秋冬は湿度がぐっと下がるので、静電気が水分を通じ空気中へと放電されにくくなってたまってしまうのです。

放電されずに物質にたまるため、バチッとしたり髪がモワーッとするなど静電気を感じることが多くなります。

【頭から放電】髪が静電気で広がる3つの原因と抑える対策法

髪が静電気で広がる原因は?

髪の広がりに静電気がどう影響しているか知っていますか?

秋冬の乾燥が気になる季節に髪の表面がふわーっと広がるのは静電気が起こっているためです。
秋冬でも髪が広がらない方もいれば、広がる方もいます。

そう、静電気が起こりやすい髪と起こりにくい髪があるのです。

毎年静電気で髪の広がりが気になる方は、起こりやすい髪だと言えます。

物が触れ合うことで、そこに静電気が起こります。
静電気は触れ合う物の面積や圧力によって、小さかったり大きかったりします。

髪は1本1本が触れ合っていますので、たくさんの小さな摩擦が常にある状態です。
このようにもともと髪というのは静電気を起こしてしまう性質を持っているのです。

ですが静電気が起こりにくい方もいますね。
詳しい原因は3つあげられます。

髪が乾燥している

髪が傷んで乾燥気味だと静電気が発生しやすくなります。
ヘアカラーやパーマ、ドライヤーやヘアアイロンなどで傷んで水分を失って髪が乾燥すると起こるのです。

つまり健康な髪では静電気は起こりにくいのです。
自分の髪の傷みの目安になりますね。

静電気がたまっている

ブラッシングや洋服の摩擦で静電気が髪にたまってしまうこともあげられます。
静電気は広い場所よりも狭い場所に集まる性質があるので、洋服に起こった摩擦が髪に移動してまるのです。

空気が乾燥している

髪にベストな湿度は60%と言われています。
そのため、湿度の高い夏場は静電気が全く気にならないはずです。

ところが秋冬は湿度がぐっと下がり20%程度になるため、乾燥によって静電気が起こりやすいのです。

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静電気は頭皮や髪にダメージを与える

静電気は髪を広げてスタイリングを台無しにする厄介な存在ではありますが、髪への影響はそれだけだとホッとしていませんか?
静電気には頭皮や髪へ大きなダメージがあります。

静電気はキューティクルを剥がれやすくします。
そのためダメージが進行することになります。

傷んでパサパサした髪はよりパサパサに。
もつれや絡まりが起こって、切れ毛や枝毛もできやすくなります。

また静電気によって頭皮にはホコリが吸い寄せられます。
ホコリには雑菌やダニがついていますので、それが頭皮につくことでかゆみや湿疹といった頭皮トラブルを引き起こす可能性があります。

【頭から放電】髪が静電気で広がる3つの原因と抑える対策法

髪が静電気で広がるのを抑える対策法

静電気の髪の広がりを抑えるのに効果がある対策は、髪ダメージをできる限り抑えて乾燥を防ぐことです。

シャンプーは洗浄力が強いものを使えば、地肌や髪の乾燥を招きます。
そのため洗浄力がやさしいアミノ酸系のシャンプーを使うのがおすすめです。

髪の水分を逃がさないために、洗い流す必要のないトリートメントをつけるのも対策として効果的です。
髪の乾燥が特に気になる方は、椿油やモロッカンオイル、ホホバオイルといったオイル系のトリートメントがおすすめです。

またブラッシングもプラスチックやポリエステルのブラシではなく、昔ながらのツゲや木製ブラシは静電気を起こしにくいので、そういったブラシを使うようにするのも良い対策です。

ブラッシングを行う際にトリートメントをつけるようにするとより防げます。

洋服の摩擦も静電気をためる原因にもなりますので、洋服も静電気を起こしにくい素材を選ぶとさらに効果があります。

そして加湿器を利用して部屋の湿度を60%近くに保つというのも効果的な対策といえるでしょう。

【頭から放電】髪が静電気で広がる3つの原因と抑える対策法

「今すぐどうにかしたい」という時は?

今すぐ髪の広がりをどうにかしたいときの対策は、髪にたまった静電気を放出することです。
「静電気の放出ってどうやるの?」と思う方も多いと思いますが、案外簡単にすぐできるものがあります。

髪を軽く握ったり、静電気の放出や除去ができるものを触ることでも効果があります。
静電気の放出や除去ができる身近なものとしては、コンクリートや木、壁紙、アスファルトです。

髪が広がってきたら近くのコンクリート製のビルなどにそっと触って放電すると、髪の広がりも抑えられます。

せっかくのスタイリングが台無しになるだけではなく、頭皮や髪にも影響がある静電気。
今年こそ積極的に対処して、健康な頭皮や髪をキープしましょう。