女性の約3割が気になっているデリケートゾーンの黒ずみ。これをデリケートゾーン専用石鹸でケアできるということをご存知でしょうか?なんとかしようと自己流のケアをしている女性も多いはず。
ですが、間違ったケアや洗い方を続けると、今度はニオイやかゆみなど別のトラブルが起きてしまうこともあるんです。今回はそんな黒ずみに適した石鹸の選び方や、正しい洗い方を詳しくご紹介します。
黒ずんでしまう原因
肌の黒ずみの主な原因は「メラニン色素の定着」と「肌の乾燥」です。
デリケートゾーンの肌は薄く、保水力も強くありません。肌は乾燥すると刺激に敏感になってしまうため、下着や衣類による締め付けや擦れによるダメージを受けやすくなってしまいます。その刺激から肌を守ろうと分泌されるのが「メラニン色素」です。
肌が乾燥して刺激に弱くなるとメラニン色素が活発に分泌されてしまうため、色素沈着してしまい黒ずみとして残ってしまうということですね。
専用石鹸は普通の石鹸と違う?
デリケートゾーン専用の石鹸は普通の石鹸とは違い、ほとんどの製品が肌と同じ「弱酸性」です。低刺激で保湿成分が入っている製品も多く、洗い上がりが普通の石鹸よりもしっとりと感じられます。
普通の石鹸は洗浄力は高いのですが、デリケートゾーンに使うと刺激が強すぎたり、必要な菌まで洗い流してしまいます。粘膜や膣内にある必要な菌まで洗い流してしまうと、ニオイやかゆみのトラブル、カンジダ症の原因となってしまうことも。
不要な汚れだけを落として必要な菌を残してくれるのが、デリケートゾーン専用石鹸です。
石鹸の選び方
専用石鹸を選ぶときに見るべきポイントは配合成分です。色素沈着を抑える効果があるか、保湿効果があるか。この2つを確認するようにしましょう。
色素沈着を抑える成分
石鹸にはメラニン色素を除去するという効果はありませんが、色素沈着を抑える効果は期待できます。
代表的な成分は「ジャムウ成分」。これは様々なハーブを配合した、インドネシアで古くから使われている民間伝承薬で、多くの国から注目されている成分です。黒ずみだけでなく、ニオイやかゆみ、肌荒れといったトラブルをケアする効果があるとされています。
その他にも「マグワ根皮エキス」「カミツレ花エキス・カミツレ油」「パパイヤ」などが、色素沈着に対して有効な成分としてよく使われています。
保湿効果のある成分
専用石鹸はほとんどの製品が低刺激なので、普通の石鹸を使って洗ったときのような肌にしみたりヒリヒリするような不快感はなく、潤いを残す洗い上がりになります。更にしっとりとした洗い上がりを考えるなら「アロエ」「グリセリン」などの保湿成分が配合されている製品を選びましょう。
固形石鹸と液体石鹸の違い
成分としては特に大きな違いはなく、どちらか一方が優れているといったことはありません。自分の肌や悩みに合った成分の石鹸を選びましょう。ただ、まだ専用石鹸を使い慣れていない間は、手軽に使うことができる液体石鹸がオススメと言えます。
使い始めで大切なのは、体とデリケートゾーンで石鹸を使い分けることを習慣化することです。固形石鹸は液体石鹸よりも多少低刺激の製品が多いですが、泡立てる手間がかかります。まずは手軽な液体石鹸を使ってみたほうが、習慣化しやすいと言えるでしょう。
忙しい平日は液体石鹸、ゆっくりできる休日は固形石鹸というように、2種類の石鹸を使い分けるのもオススメです。
石鹸でケアする時の手順
やり方はとても簡単です。
1.泡タイプの石鹸でない場合は、泡立てネットなどを使ってしっかりと泡を作る
2.黒ずみが気になる部分(IラインやVライン)に泡を乗せて3分間泡パックをする
泡が流れ落ちてしまわないよう、タオルで軽く水気を拭きとっておきましょう。膣内に泡が入ると、かゆみやカンジダ症の原因になることもあります。泡を乗せるときは膣内に入らないように注意してください。
石鹸での黒ずみケアは即効性がある方法ではありませんが、専用石鹸と普通の石鹸では全く違う洗い上がりになるということは実感できるはず。この3分間の集中泡パックを毎日続けて、気になる黒ずみをケアしていきましょう。