シワは、その人の人生が
刻まれていると言います。
シワが素敵に見えることもあります。
目尻のシワは、愛嬌があって
好印象を持たれることさえあります。
一方、法令線やおでこのシワは、
老けて見えてしまうこともあります。
眉間のシワはどうでしょう?
怖そうに見えたり、第一印象が
悪く見えてしまいますよね。
シワの場所によっては、老けて見えたり、
印象が悪く見えてしまうこともあります。
何だかもったいないですよね。
ハリのある肌は若々しく見えます。
毎日高い化粧品で、
お手入れしないとダメなのかなと
思ってしまいますよね。
いくら高い化粧品でも、
肌に合っていなければ逆効果ですし、
日常のちょっとした心がけ一つで
シワを予防することが出来るのです。
高い化粧品、エステ、整形に頼る前に
心がけてみて下さい。
シワを作るNG習慣
【 1.最大の原因は紫外線 】
(1)
紫外線によるコラーゲンの減少
シワのないハリのある肌は、
コラーゲンに支えられているおかげで
美肌を保つことができているのです。
人間の皮膚は、一番表面の表皮、
次に真皮、皮下組織となっていて、
コラーゲンは、
真皮の「繊維芽細胞」という所で作られ、
コラゲナーゼなどの「分解酵素」によって
分解されます。
お肌に紫外線が当たると、
コラーゲンの生産と分解のバランスが崩れ、
分解酵素をたくさん作ってしまうのです。
やがて肌内部のコラーゲンが減少し、
シワが出来てしまうのです。
(2)
紫外線による活性酸素が増えてしまう
紫外線を浴びると体内で
「 活性酸素 」が発生し、
シミやシワが増えてしまう原因に
なってしまいます。
この活性酸素により
「 酸化 」が進み(肌をサビさせる)、
皮膚の弾力を失って
シワの原因になってしまうのです。
活性酸素は紫外線の他、空気の汚れ、
喫煙、飲酒、ストレスでも
過剰に発生するのです。
【 2.洗顔で必要な潤いを
取り過ぎてしまっている 】
洗顔をし過ぎていませんか?
夜はお化粧や汚れを落とす目的で、
クレンジングと洗顔をしっかりし、
朝は余程脂ぎって汚れていなければ、
水で洗顔するだけで大丈夫です。
必要以上に洗顔すれば、
肌の潤いがなくなり、カサカサになり、
小さな乾燥シワが増えて、
やがてくっきりしたシワへと
なってしまいます。
毎日お肌のお手入れも重要です。
しっかり潤ったお肌にしましょう。
【 3.炭水化物や甘い物の摂り過ぎ 】
白米、パンなどの炭水化物、
ジュースやお菓子などの甘い物には
糖質が含まれています。
これらの食品を摂取し過ぎると、
シワの原因になる「 糖化 」という現象が
起きてしまうのです。
体内で糖がたんぱく質に結合して、
糖化生成物(AGEs)という
物質が作られます。
慶応義塾大学医学部教授の井上浩義氏によると、
「AGEsは肌のハリのもとである
コラーゲン同士を結合させ、
弾力を低下させます。これがたるみの一因。さらに、
コラーゲンとエラスチンの
代謝も遅らせます。」
とのことです。
たるみやシワだけでなく、
肌の黄ぐすみも招いてしまうようです。
【 4.シワになってしまうような
癖は止める 】
(1)
眉間にシワを寄せる
スマホやPCなどの注視、
外が眩しくてつい眉間にシワを寄せる、
感情によるものなどで、
眉間にシワが寄っていないか
注意しましょう。
(2)
寝る時に枕に顔を押し付けていないか
仰向けに寝るのがベストですが、
横向きに寝た時に、
顔を枕に押し付けていませんか?
顔の重みを枕に押し付けると、
それが長時間や毎日になると
やがてそれもシワの原因に
なってしまいます。
予防と対策
【 1.抗酸化作用のある食品を摂る 】
肌の酸化(活性酸素)を防いで
シワを作らせないようにする為に、
抗酸化作用のある食品を摂りましょう。
ビタミンC、E、βカロテン、
イソフラボン、カテキンなどです。
逆に活性酸素が発生しやすい食品は
「脂質」です。
油ものは摂り過ぎないように
気を付けましょう。
【 2.大豆製品でコラーゲン生成 】
大豆製品には、ゲニステインという
植物性エストロゲンという成分が
入っています。
このゲニステインは、コラーゲンに
ダメージを与える酵素の働きを
抑えることで、コラーゲンの
生成回復を促してくれます。
【 3.日差しの強い日は
サングラスをかける 】
日差しの強い時に外に出ると、
つい眉間にシワが寄ってしまいませんか?
そうならない為に、サングラスをかけると
眉間にシワが寄るのを防いでくれます。
無表情でいることは難しいですが、
お肌の乾燥、紫外線、食べ物に気を付けて、
外出時にはサングラスをかけるなど
眉間のシワが出来ないように
気を付けましょう!