ダイエットにも最適と言われているココナッツオイル!オイルは高カロリーなのでダイエットの大敵とも言える存在に感じてしまいますよね。決して低カロリーではないのに、どうしてダイエットに良いといわれているのか。今回はその理由について詳しくお伝えします!

ココナッツオイルは高カロリー

始めに覚えておくべきことは、ココナッツオイルが低カロリーではないということ。他の油に比べてカロリーが低いということもありません。

実際のカロリーは「100gあたり約921kcal」で「大さじ1杯あたり約111kcal」。これは、オリーブオイルやサラダ油などと全く変わらない数値です。

数値だけ見ると、油ということもあって高カロリーで、とてもダイエットに最適には感じられません。参考までに、ココナッツオイル大さじ1杯分にあたる約111kcalを消費するためには、ウォーキングで42分、ジョギングで25分の時間を要します

あくまでも高カロリーの油であることに違いないので、ダイエットにとりいれる時は、使い方に気を付けないと逆効果になりかねないということですね。

ダイエットに最適な理由

では次に、高カロリーなのにどうしてダイエットに最適なのか理由を説明していきます。

脂肪燃焼効果が期待できる

ココナッツオイルは中鎖脂肪酸に分類される油です。中鎖脂肪酸は、飽和脂肪酸の一種で「短鎖脂肪酸」「中鎖脂肪酸」「長鎖脂肪酸」に分けられるうちの1つとなります。それぞれ性質が異なり、なかでも中鎖脂肪酸は消化吸収が早いため、エネルギーとして素早く使われて体に蓄積されにくいという特徴があります。

要するに、中鎖脂肪酸であるココナッツオイルは、エネルギーとしてすぐに使われるので体に脂肪がつきにくく、代謝が促されるため脂肪燃焼効果にも期待できるということです。

食欲抑制効果が期待できる

ココナッツオイルは中鎖脂肪酸だということを先程お伝えしましたが、この中鎖脂肪酸には脂肪燃焼効果に加え、食欲を抑える効果も期待できるとされています。その理由は、中鎖脂肪酸が吸収されるときに作られる「ケトン体」にありました。脳は空腹状態だと感じると、食欲を高めるための「グレリン」を分泌します。ケトン体は、このグレリンの分泌を抑える効果があるとされているのです。

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ココナッツオイルの選び方

続いて、ココナッツオイルの正しい選び方を説明します。

最重要なのはダイエットのためなら「エキストラバージンココナッツオイル」を選ぶ必要があるということ。エキストラバージンは、実をしぼっただけの未精製のものだけを指す最高品質のオイルです。精製されたオイルのように他の成分が入っていないため、本来の栄養素がそのまま残されています。

中鎖脂肪酸は室温では固まるという性質があるので、店で買うときにはラベルだけでなく容器の中で固まっているかどうかをチェックすると良いでしょう。

ダイエットへの取り入れ方

最後は、実際のダイエット方法と注意点です。

適量を守る

ダイエットに最適なココナッツオイルですが、高カロリーなので摂り過ぎは厳禁です。量は多くても大さじ3杯程度までに留めておきましょう。カロリーだけでなく、悪玉コレステロールが増えることによる心疾患のリスクが高くなってしまう可能性があります。

普段使いの油をココナッツオイルにする

ココナッツオイルは熱に強い中鎖脂肪酸なので、炒め油として利用しても栄養素は損なわれません。食事を炒めるときに使ったり、トーストに塗ってバターの代わりにすることもできます。酸化しにくい油なので、保管方法に注意すれば約2年は問題なく使えます。

コーヒーにココナッツオイルを入れる

ココナッツオイルを直接飲んでダイエット効果を得る方法がありますが、ややクセがある風味なので飲みやすい方法に変えましょう。オススメは午前と午後の1日2回、小さじ1杯分のココナッツオイルを入れたコーヒーを飲むこと。ケトン体の効果で食欲が抑えられ、ダイエットに効果があります。

関連記事:ココナッツオイルコーヒーの効果とは

まとめ

ココナッツオイルはカロリーに注意すればダイエットに嬉しい様々な効果が得られます。たくさん摂取すれば良い訳ではないので要注意!適量を守りながら上手に食生活へと摂り入れてダイエットを成功させましょう!