米ぬかとは、玄米を白米へと
生成する際にとれる
外皮の胚の部分のところです。
栄養素が豊富なことは有名です。
ぬか漬けの際によく
使われる米ぬかですが、
米ぬかは古くから、
肌の汚れを落として、
老化予防や美白効果があるとされ、
石鹸として用いられていました。
食べて良し、肌に付けても良しの
米ぬかをご紹介したいと思います。
米ぬかがいいわけ
米ぬかにはどんな
良さがあるのでしょうか?
【 1.何と言っても栄養素が豊富 】
米ぬかは玄米を食べたのと同じ位の
栄養効果があります。
(1)ビタミンB1やB2
疲労回復、脂肪分解、妊娠中毒症を緩和、
貧血防止の効果があります。
(2)ビタミンE
血流を良くする効果、肌のシミ・シワ予防、
更年期障害の改善などの効果があります。
(3)アミノ酸
運動による疲労回復効果、睡眠状態の改善、
肝機能向上、お肌や膝のコラーゲン生成促進
などの効果があります。
(4)ナイアシン
粘膜や皮膚を健康に保ち、二日酔い予防、
血行促進効果などがあります。
【 2.美白効果 】
米ぬかにはビタミンEが豊富です。
このビタミンEには、
メラニン色素の生成を
抑える効果があります。
紫外線からのメラニン色素の
増殖を抑えるガンマオリザノールという
米ぬか特有の成分も入っています。
米ぬか美容レシピ
そんな食べて良し、
お肌に塗って良しの米ぬかを
生かさないのはもったいない!
ということでお肌に効果的に作用する
米ぬかの使い方をご紹介致します。
【 1.米ぬかで洗顔 】
お化粧はあらかじめ落としておきます。
(1)直接米ぬかを肌につける
お顔を濡らして、
スプーン1〜2杯の米ぬかを手に取り、
水かぬるま湯を適量加え、
よく混ぜたものをお顔に伸ばして
優しく洗います。
少しスクラブっぽくなるので、
敏感肌の人には刺激になりますので
気を付けてください。
オイリー肌で週2、普通・乾燥肌で
週1位の洗顔で充分なのだそうです。
古い角質が取れて、
とてもつるつるになります。
(2)ぬかを袋に入れて使う
木綿の布、もしくはハンカチなどの布に
米ぬかを包んで、米ぬかが
こぼれないように口を紐などで
縛るか縫い合わせるかします。
お顔を濡らします。
このぬか袋をぬるま湯に浸します。
袋から染み出るぬかの白い液を、
袋ごとお肌に押し当てながら洗います。
後肌は、意外にもサッパリしているけれど、
すべすべした感触になります。
※使用した中身のぬかは捨てましょう。
【 2.米ぬかパック 】
★準備するもの
・米ぬか 小さじ2
・小麦粉 大さじ1
・水かぬるま湯 少々
★作り方
全ての材料を混ぜ合わせます。
量もその時のお好みや肌の状態で、
変えてみて下さい。
小麦粉を多くすればサッパリした感触に、
少なければしっとりした感触になります。
お水も多いと、
緩くて垂れてくるので
気を付けて下さい。
ダマにならないようにかき混ぜます。
【 米ぬかパックのやりかた 】
お化粧はあらかじめ落として
洗顔をしておきます。
目に入らないように気を付けて、
目の周りと口の周りは避けて
米ぬかパックを伸ばしていきます。
10分位放置して、
ぬるま湯で流します。
頻度は週1〜2回が良いです。
洗い流した後の肌は透明感が出ます。
※日持ちしないので、
作り置きはしないで下さい。
【 3.米ぬか入浴剤 】
★作り方
米ぬかパックと同じように
木綿の布かハンカチなどに米ぬかを包んで、
米ぬかがこぼれないように
口を紐などで縛るか縫い合わせます。
それを浴槽に入れます。
アトピー、敏感肌の人にもお勧めです。
お肌がスベスベになります。
※米ぬかは1回で捨てて下さい。
【 4.米ぬか化粧水 】
★準備するもの
・米ぬか 15g
・日本酒 大さじ1
・水 180cc
・グリセリン 5cc
・保存用ボトル
・鍋
★作り方
鍋に米ぬか、日本酒、水を入れて
火にかけます。
沸騰させないように、
弱火で2分位かき混ぜます。
冷ましたら、
保存容器に移してから
グリセリンを加えます。
【 5.米ぬかヨーグルト 】
ヨーグルト150g、フルーツ適量、
米ぬかスプーン2杯を入れて混ぜます。
米ぬかの栄養素、
フルーツのビタミンと食物繊維、
ヨーグルトのカルシウムとたんぱく質と
乳酸菌が一度に摂れます。
【 6.米ぬか化粧品を使う 】
造り酒屋ならではの、天然素材だけで作った自然派化粧品です。
米ぬかエキス意外に、コメ発酵液、つや肌酵母といった
日本古来から美容に使われてきた天然の美容成分を
ふんだんに配合しています。
お肌に優しく潤いを取り戻して、もちもちにしてくれます。
おわりに
米ぬかについてご紹介致しましたが、
実際米ぬかってどこで手に入るのかというと
一般の方が手に入れやすいのは、
お米屋さんかもしれません。
ご自身でお米を精米されるなら、
その際に出る米ぬかを使うと良いでしょう。
スーパーでは、
既に火が通っている「炒りぬか」や
ぬか漬け用の「ぬか床」があります。
使うなら、「炒りぬか」かお米屋さんで買う「生ぬか」が良いでしょう。
ぬか床用は塩分があるので不向きですよ。
米ぬかは安価でたくさん量があるので、
惜しみなく使えますよ!