美肌に欠かせない成分「セラミド」の2つの働きと補う方法
セラミドは美肌に欠かせない成分です。このセラミドが不足すると、肌に潤いがなく肌がカサカサします。保湿しても肌が乾燥する方は、セラミドが不足しているかもしれませんね。そもそもセラミドって何?という方や何をやっても肌の乾燥が治らないという方のために、セラミドの働きと補う方をご紹介していきます。


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「セラミド」とは?

セラミドとはもともと人間の体の中にあるもので、体内で生成することが出来ます。内部と外部からセラミドを補給することによって、肌の潤いを保つことが出来ます。人間の肌は角質層が何層もの角質細胞によって作られています。その角質細胞の隙間を埋めるのが、セラミドです。

セラミドが不足するとどうなるの?!

セラミドが不足すると、肌表面上の角質のバリアが弱くなります。この表面上の肌の角質のバリアが弱くなると、外部からの刺激(ホコリ、紫外線など)により、肌荒れが悪化してしまいます。それにより酷い乾燥も招きかねません。

特に季節の変わり目や花粉が飛ぶ時期は、肌が揺らぎやすくなります。体の免疫と同じで体の免疫が弱くなると、ウイルスなどに感染しやすくなりますよね。美肌になるためにも、肌の免疫力を上げることが大切です。

美肌に欠かせない成分「セラミド」の2つの働きと補う方法

セラミド2つの働き

乾燥による肌バリアの機能を正常に戻す働きや外部からの刺激を防ぐ働き、皮膚の水分の蒸発を防ぐ働きをします。このセラミドを十分に補うと、みずみずしいお肌を手に入れることが出来ます。アトピー性皮膚炎にも効果があると言われています。セラミドが高配合されている化粧品を選ぶのがコツです。

1、お肌を保湿する

セラミドはお肌を保湿してくれますが、セラミドだけでは肌は潤いません。他にも保湿効果のあるヒアルロン酸など配合されているものを一緒に利用することで更なる保湿力が期待できます。

セラミドが十分に肌に備わっていれば、どんなに乾燥したところにいても肌の水分を逃さず保持できます。それほど優れた保湿力があるのです。

2、エイジングケア

セラミドは加齢とともに、だんだん減ってきます。中からのケアだけでは難しく、外からのケアも必要になります。また、体を洗うとき、セラミドは熱いお湯などで簡単に流れてしまうので、人肌温度のお湯で洗い流しましょう。体や顔を洗うときも、手で洗ったほうが刺激も少なく済みますし、角質を落としすぎないのでおすすめです。

セラミドはどうやって作られるの?

セラミドはターンオーバーされるたびに作られます。ターンオーバーはお肌のサイクルで、平均28日周期で新しい肌が生まれ変わります。加齢を伴うにつれそのお肌のサイクルが、だんだん遅れてきます。

セラミドを十分に生成するためには、ターンオーバーを正常に保ちましょう。寝不足やストレスによって乱れることもありますので、普段から規則正しい生活リズムを心がけて、しっかりターンオーバーを正常にするようにしましょう。

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セラミドを補う方法

セラミドはもともとからだの中にあるものなので、外部からと内部から補うことが出来ます。セラミドを増やす食事と減らす食事をご紹介していきます。また、セラミドの選び方もご紹介します。

セラミドを多く含む食品

大豆、こんにゃく芋、米ぬか、小豆、黒豆といった食品に多くセラミドが含まれます。1日に必要なセラミドの量は600μ(マイクログラム)。黒の食品には特にセラミドが多く含まれます。その中でもこんにゃくはほかの食品よりも多くのセラミドを含んでいます。
セラミドのサプリメントの原料にはほとんど、コンニャク芋が原料になっています。

忙しくて、毎食きちんと食べることが出来ない人は、セラミドのサプリメントを利用するのもおススメです。手軽に補給できます。あくまでもサプリメントは補助食品ですので、なるべく食事をとる努力もしてくださいね。

セラミドを減らす食品

リノール酸の過剰摂取がセラミドを減らします。リノール酸は、セラミドを生産する際に必要な材料でありますが、これを過剰に摂取するとアラキドン酸に変わります。

アラキドン酸は、主にあぶらなどに含まれます。マーガリン、ナタネ油、揚げ物、炒め物などです。他にもインスタント食品にも多く含まれます。

セラミドを増やすためにも、セラミドを減らす食品を避けるように心がけましょう。

セラミド化粧品選び

現在、セラミドが注目されているので、多くの化粧品にセラミドが配合されています。化粧水、美容液、クリームなど、種類も様々です。

ただ、化粧品の中には、たいしたセラミドの量が入っていないにも関わらず、大きな宣伝文句を載せていたりします。そういった商品に惑わされないためにも、セラミドが多く含まれている化粧品をいくつかご紹介します。

セラミド高配合化粧品

ヒト型セラミド(バイオセラミド)をご存知でしょうか?人間の体内にあるセラミドに近いのがこのヒト型セラミドです。保湿力が高く、敏感肌の方やアトピー性皮膚炎の方も安心して使えます。ただ、ヒト型セラミドは他のセラミドに比べ値段が高くなりますが、その分効果はあります。1本当たり3000円以上のものを選ぶと良いでしょう。

あまりにも安くで配合されているセラミドは、微量しか含まれていませんのでほとんど効果がないといってもいいです。

美肌に欠かせない成分「セラミド」の2つの働きと補う方法

まとめ

セラミドについてご理解いただけたでしょうか?美肌に欠かせない成分セラミドはとても重要です。コレなしで美肌に近づく事はできないといっても過言ではありません。また、セラミドを多く含む食品をたくさんとって、増やすのも効果的です。上記にも書いたように、黒の食品で特にコンニャク芋にセラミドは多く含まれています。積極的にとりましょう。

最後に繰り返しますが、規則正しい生活リズムと栄養のある食生活を送り、正常なターンオーバーになるよう気をつけてくださいね。それによってきちんとセラミドを生成するお肌に生まれ変わることができますよ。