顔色の悪さからわかる健康状態を解説
自分では自覚していないけれど、周りから顔色が悪いと言われた経験がある方も多いでのはないでしょうか?顔色は体の不調を表すと言われています。

そこで今回は顔色が悪くなる原因や健康状態を中心にご紹介していきます。自分の健康状態と合わせて確認していきましょう。

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顔色の主な種類

低体温によるもの

顔色が悪くなる原因の1つに低体温が考えられます。低体温により全身の血流が低下することで顔色も悪くなります。低体温の原因はストレスや無理なダイエット、運動不足と言われています。

顔色を改善するためにも、まずは血流をアップさせ体温を上昇させるようにしましょう。

老廃物の蓄積によるもの

老廃物は体内に蓄積されると顔色が悪くなったり、お肌の乾燥につながります。低体温の方は老廃物を外に排出する力が弱くなっているため、特に注意が必要です。

過剰なアルコール摂取で腎臓や肝臓といった内臓の働きが低下していることも老廃物が蓄積されやすくなり、顔色の悪さにつながります。

健康状態に問題がある

病気を患っていたり肺や腎臓といった臓器に不調を感じている場合も、顔色が悪くなる原因の1つです。特に突然、顔色が悪くなってきたというときは注意が必要です。数日経っても顔色が改善しない場合は、念のため医療機関を受診するようにしましょう。

顔色の悪さからわかる健康状態を解説

顔色が白い・青い・赤い時の健康状態

顔色が白い場合

顔色が白い場合、貧血や肺の機能が弱っている可能性があります。

貧血

貧血の場合、血中のヘモグロビンが減少し血液全体が薄くなるため顔色が青白く見える場合もあります。女性は特に貧血になりやすいため、鉄分が多く含まれているほうれん草やレバーといった食材を日頃から積極的に取りましょう。

肺機能の低下

肺機能が弱っている方は、メラニン色素を作る働きも低下していることが多いため、お肌も白くなりがちです。肺を守るためにも口呼吸ではなく、鼻呼吸を心がけましょう。

顔色が青い場合

血行不良

顔色が青い場合、血液の巡りが低下していることを表します。細胞にとって必要な栄養素や酸素が十分に届かないため、体の冷えや肩こり、腰痛といった症状が出るのが特徴です。

こめかみや眉間に青筋が見える場合は、肝機能に障害が起こりやすい状態でもあります。どちらにしても、まずは体を温めることを心がけましょう。

過度のストレス

極度のストレスを感じると血管が収縮し、血流が低下し、顔色が青く見えることもあります。

顔色が赤い場合

心臓のトラブル

顔色が赤い場合、心臓にトラブルを抱えている可能性があります。日頃から軽いストレッチなどを行なうことで血液の循環の手助けにつながります。

極度の怒りや興奮

極度の怒りや興奮を感じると交感神経が刺激されるため、顔色が赤く見えます。血管が拡張されることで赤くみえ、急激に血流がアップするためめまいが起こる場合もあります。

更年期障害

更年期障害の症状の1つとしてホットフラッシュがあります。加齢による自律神経の乱れで、自分の意思とは関係なく突然大量の汗をかいたり、顔色が赤くなります。症状がひどい場合は、婦人科を受診するようにしましょう。

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顔色が黄色い・黒い・紫色の時の健康状態

顔色が黄色い場合

肝臓や胆のうの機能低下

顔色が黄色い場合は黄胆の可能性があります。黄胆は顔だけでなく、体全体や目までもが黄色くなってきます。治療が必要なため、早めに医療機関を受診することが大切です。

黄ぐすみ

加齢によりお肌が黄色くなってくる状態をいいます。食生活を見直したり年齢に適したスキンケアを行なうことで改善されます。喫煙の習慣がある場合はなるべく禁煙をするようにしましょう。

また、柑橘類を食べすぎるとお肌が一時的に黄色くなる場合があります。この場合、一時的なもののため時間が経過すると改善されます。気になる場合は食べ過ぎないようにすることがポイントです。

顔色が黒い場合

腎臓や肝臓の機能低下

腎臓や肝臓の機能が低下してくると老廃物が体の中に蓄積され色素沈着が発生し、顔色が黒くなる場合があります。アルコールの大量摂取はさらに臓器に負担がかかります。禁酒が無理であれば、休肝日を設定し飲み過ぎないように調節しましょう。

顔色が紫色の場合

鼻先など紫色をした血管が浮き出る場合は、血液がドロドロし血行不良になっている可能性が高いと言われています。血液中や体内に溜まっている老廃物を体外に排出していきましょう。

顔色の悪さからわかる健康状態を解説

顔色を改善する方法

十分な睡眠時間の確保

十分な睡眠時間は自律神経のバランスを整え、蓄積された老廃物を排出しやすくしてくれます。就寝して数時間後に分泌されるという成長ホルモンをしっかり出すことで体の不調が改善され、顔色も良くなるでしょう。

睡眠の質を高めるためにも、就寝前には部屋を暗くする、寝る直前までスマホやパソコンを触らないということを心がけましょう。

栄養バランスのとれた食事

血行不良や貧血が原因で顔色が悪い場合は、食生活の栄養バランスを整え改善していくことで顔色も改善されていきます。

特に肉や魚介類、ほうれん草や小松菜といった食材は血流をアップさせる効果があると言われているため、積極的に食べるようにしましょう。鉄分を野菜からとる場合は、ビタミンCと一緒にとるとより効果的に摂取できますよ。

マッサージで老廃物を排出する

体内に老廃物が蓄積されていることで顔色が悪い場合は、蓄積されている老廃物をマッサーで排出していきましょう。特に下半身は血流が溜まりやすい部分でもあるので下半身を中心に行なうと効果的です。

体が温まった入浴中やお風呂上がりのマッサージは効果を実感しやすく、1日の疲れをとることもできます。

顔色が悪い原因は様々あり、顔色に合わせた自分の健康状態を知ることが大切です。

臓器に不調を抱えている場合が多いため、周囲から顔色が悪いと言われたり、自分で気付いたら早めに医療機関を受診しましょう。体のケアをおこなうことで顔色も改善していきますよ。