いつも顔色が悪いあなたに潜んでいるかもしれない病気とは?
毎日みている自分の顔なら、顔色がいつもと違うとすぐに気がつくものです。顔色で、その日の体調の善し悪しがわかる方もいらっしゃいます。でも、顔色が悪い状態が何日も続いてしまうと不安になってしまいませんか?

顔色の悪さにもいろんなタイプがありますのでご紹介いたします。また、悪くなってしまう原因が、病気ではないものと、病気の可能性があるものがあります。それぞれを詳しくご紹介いたします。


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顔色の悪さにも様々なタイプがある

顔色の悪さのタイプは、いくつかの色によってわけることができます。

緊張したり興奮したりして、血行が活発になることから、顔に赤みがでてきます。熱が出たり、高血圧などの症状で、体に熱がこもってしまうと赤くなる場合もあります。

このタイプの方は、胃腸の調子が悪いことで顔が黄色っぽくなってしまっています。また、この黄色が体全体に広がっている場合は、注意が必要です。

顔に血の気がなくて真っ青、というのを聞いたことがあるはずです。血液の循環が悪くなることでこの色になってしまいます。

腎臓や肝臓の働きが悪くなることで、顔色が黒ずんできます。

いつも顔色が悪いあなたに潜んでいるかもしれない病気とは?

顔色が悪い原因~病気ではないもの~

低体温

もともと平熱が低い人(35度台の人)は、体内の血液の巡りが悪くなる傾向があります。巡りが悪くなることで、顔色も悪くなってしまいます。体温が低くなってしまうのは、

・無理なダイエット
・ストレス
・運動不足
・睡眠が不足している

といったことが原因となります。これらを改善し、体を中から温めることを意識することで改善することができます。

感情

人は、興奮すると顔が赤くなることがあります。これは、自律神経の一つである「交感神経」が活発になってしまうからなのです。

また、緊張すると赤くなる人もいれば、青白くなる人もいます。これは皮膚の神経が活発になり、毛細血管が縮んでしまうことが理由です。

興奮や緊張などの感情の変化による顔色に関しては、時間が経てば元に戻ります。

メイク

メイクの仕方一つで顔色は変わります。よくもできますし、悪くなってしまうこともあります。メイクノリが悪いと、顔色も悪く見えてしまうことが多いです。

顔と首の色が違う、ということにならないように、まずはメイク前のスキンケアをしっかりとすることが大切です。

喫煙

喫煙すると、血管が収縮します。これによって、毛細血管などの酸素が足りない状態となってしまいます。そうなると、くすんだ感じの顔色となってしまいます。今すぐ禁煙をしたからといって、すぐに元に戻る物ではありません。

老廃物

運動不足や、ダイエットによる食事制限などで、血行が悪くなります。その結果、体に老廃物が蓄積されるようになって、顔色も悪くなっていってしまいます。その他にも、クマがでやすくなったり、むくみやすくなったり、肌が乾燥しやすくなる、などといった症状も出てきます。

肩や首のコリ

肩や首が凝っていると、その周辺の血行が悪くなって、顔の血行も悪くなってしまいます。その結果顔色が悪くなってしまうのです。

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顔色が悪い原因~病気が関わっているもの~

肝臓や腎臓が悪い

黒ずんだ感じの顔色の方は、腎臓の働きに問題がある可能性があります。腎臓には、血液をろ過するという重要な働きがあります。これが正常に機能してくれないと、老廃物がたまりやすくなって、顔が黒ずんできてしまいます。

また、肝臓が悪い人は、顔色が黄色くなる傾向があります。肝臓に何らかの問題がある場合は、体や目の白い部分も黄色くなります。

貧血

貧血になると、顔が青白くなります。貧血は、体内の鉄分が不足してしまうことが原因となっています。

・めまい
・動悸
・耳鳴り
・たちくらみ
・悪寒

などを感じたら貧血を疑って下さい。そういった場合は、無理をせずに一旦休憩をして下さい。また、日頃から鉄分をしっかりと補給することを忘れないようにしましょう。

アトピー

アトピーになると、顔に赤みや炎症といった症状があらわれてしまいます。皮膚科などの専門医療機関でしっかりと治療することで、改善することができます。

胃潰瘍

顔が青白くなっている場合、胃潰瘍の可能性もあります。胃潰瘍は、胃の粘膜が欠けてしまう病気で、腹部に痛みを感じたり、吐き気や違和感などといった症状もあらわれます。腹部にこういった症状が現れた場合は、早めに病院を受診することをおすすめします。

これらの他に、顔色がいつもと違って悪く、体に他の症状が見られる場合は、何らかの病気が関係している可能性があります。そういった場合は、なるべく早く病院で診てもらうようにしましょう。

いつも顔色が悪いあなたに潜んでいるかもしれない病気とは?

顔色の悪さは改善できる!

顔色が悪くてもちょっとしたことで改善することができます。

食生活の見直し

顔色をよくする為には、鉄分をしっかり補給する必要があります。肉や魚など動物性の食品に含まれている「ヘム鉄」は、そのまま体に吸収されるのでおすすめです。

野菜に含まれている「非ヘム鉄」は、ビタミンCと一緒に摂取することで、吸収効率をアップさせられます。

脂肪分の過剰摂取は、血行が悪くなるので、できるだけ控えることをおすすめします。

十分な睡眠

ただ単に眠ればいいのではなく、質の良い睡眠が必要です。寝ている間に成長ホルモンは分泌されます。分泌を促す為にも、質の良い睡眠は不可欠でしょう。

・寝る1時間前くらいからは、スマホやテレビはみない
・できれば明かりは全て消す
・寝る前にカフェイン摂取は控える
・夕食後に軽く運動(ストレッチなど)をする

こういったちょっとしたことを意識するだけで、質の良い睡眠をとることが可能になります。

十分な質の良い睡眠をとることで、自律神経も整い、老廃物の排出も促進されて、顔色も改善していきます。

コリ解消

肩や首のコリは放置せずに、しっかりと解消することが必要です。コリが解消されれば、顔の血行もよくなり、顔色も良くなっていきます。

湯船につかる

シャワーだけで済ませてしまう方も多いのですが、是非バスタイムには、湯船につかるようにしてください。湯船につかることで、体の冷えも解消され血行も促進させることができます。老廃物排出促進効果も期待できます。

毎日きちんと湯船につかることで、顔色も良くなっていきます。

ここでご紹介した方法は、今すぐ始められるものばかりです。日頃から顔色が悪くならないような生活を送ることも大切なのです。

いろんな方法を試してみても顔色が良くならない場合、体に何らかの異常を感じる場合は、早めに病院で診てもらうことを忘れないでくださいね。