見た目は貧弱でもスゴイ！ブロッコリースプラウトの7つの効果

最近メディアで話題になっているブロッコリースプラウト。テレビ番組などで名前を聞いたことのある方も多いかもしれません。ブロッコリースプラウトとは、ブロッコリーの新芽（＝スプラウト）のこと。品種改良によって編み出された栄養価の高い野菜です。

スプラウト（発芽野菜とも呼ばれる）には栄養がたくさん含まれており、近年では定番のもやしやカイワレ大根の他、豆苗やアルファルファ、ケールなど多くのスプラウトに分類される野菜が出回っています。

ブロッコリースプラウトの味は辛いのでは……と懸念している方も心配いりません。ブロッコリースプラウトはカイワレ大根に比べて辛味がほとんどなくお子様も食べやすい味なので、無理なく一家の健康維持に繋がります。

ブロッコリースプラウトに含まれている成分と効果

ブロッコリースプラウトに含まれる成分で最も特徴的なのが「スルフォラファン」という成分です。フィトケミカル（植物が含む化学成分）の1種であるスルフォラファンは、健康を作る土台となる6大栄養素に続く貴重な栄養素として数えられています。ステフォラファンの主な効果として知られているのは、ガン予防作用と花粉症の軽減、そしてアンチエイジング効果です。

ガン予防に繋がる理由は、ステフォラファンが肝臓の働きを高め、体内の解毒酵素の力も促進してくれるためと考えられています。発ガン物質を含む食品や化学物質が体内に入り込んできても、遺伝子を傷つける原因になる活性酸素の活動を抑えてくれるので、ガン予防効果があると言われているのです。

ブロッコリースプラウトが花粉症の軽減に効くのは、スルフォラファンが花粉症の症状を起こす「IgE抗体」の働きを抑えてくれると考えられているためです。IgE抗体の過剰な増加を防いでくれるので、症状の緩和に繋がります。

またアンチエイジング効果の仕組みとして、ステフォラファンには抗酸化酵素の働きを高め、前述したガンの原因にもなる活性酸素の働きを抑えてくれる力があります。活性酸素が増えるとシミやそばかすができる原因にもなるため、ブロッコリースプラウトから抗酸化酵素をしっかり摂取できれば、自然とアンチエイジング効果が期待できるのです。

ブロッコリースプラウトの食べ方

ブロッコリースプラウトはサラダなどに加えて生で食べる方法がおすすめです。加熱調理をすると、有効成分のステフォラファンの働きを促すミロシナーゼという栄養素が弱ってしまうためです。

サラダの他には冷奴や納豆の上にのせたり、サンドイッチの具に添えるなど、料理のトッピングのような形で食するのも良いでしょう。ブロッコリースプラウトは葉の形も丸っこく可愛い印象を与えるので、その色と合わせて料理の見た目も華やかにしてくれます。

また、油や酢、お肉など動物性タンパク質と合わせて摂ると更にバランスのとれた食事になります。グリルチキンを乗せたサラダに加え、手作りのドレッシングをかけて食べると最適でしょう。

さらに栄養価の高い「スーパーブロッコリースプラウト」もオススメ

ブロッコリースプラウトには既に成熟したブロッコリーよりも約7倍多くステフォラファンが含まれていると言われていますが、なんと更に栄養価の高い（ステフォラファンの多い）「スーパーブロッコリースプラウト」という種類も存在するのです。

スーパーブロッコリースプラウトに含まれるステフォラファンは、通常のブロッコリーの約20倍あります。ブロッコリースプラウトが通常発芽から1週間程度経った状態なのに対し、スーパーブロッコリースプラウトは発芽からたった3日後の新芽です。ステフォラファンは発芽直後のスプラウトに最も多く含まれているので、ステフォラファンの効果を最大限に得たいという場合はスーパーブロッコリースプラウトを試してみましょう。